現代芸術家 Kajita Miki
島根県出雲市に生まれる。
島根県出雲市は日本で最も古い神話の舞台であり、幼少期からその影響を受け、神話、死の世界、妖怪など様々な物語を聞いて過ごして来た。
特に祖母から聞かされた話しは強い影響を与えた。
生死に関して関心を持つようになり、多くの生き物を調べたり、描くのを好むようになった。
切り絵との出会いは2008年、骨董品店で出会った着物の染物用の型紙で、柄の美しさに惚れ、独学でレプリカを作り始めたのがきっかけ。
その後、オリジナルを作るようになる。
現在は骨董品店で見つけた着物の型紙の絵とオリジナルをミックスさせて制作する事もある。
主に生き物たちの切り絵を制作しているが、社会問題や生死、人権問題を題材にした作品も制作している。
切り絵とはナイフ一本で何もない平面の紙から絵を切り出すものである。
切るという行為は元は攻撃であるがその行為の先に、様々な生命を描き命と向き合う事で「切り絵」というジャンルそのものに生死を感じている。
紙は自分で着色した、独特の光沢があるものを使用している。
光沢は主に金色で、生き物の中に感じる命の力を表している。
作品を通して生命の尊さ、強さ、尊厳、また死への感謝を伝えたいという想いを込めている。
素材は紙だけでなく、革、薄いプラスチックなども扱う。
プラスチックにて透明な切り絵を作ることもある。
平面だけでなく立体オブジェ、衣装、装飾、空間など様々な作品を制作している。
出雲観光大使。
CibeleMacietCommunication所属(フランス)
web:
https://www.kirie-mikikajita.com/